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「仏界易入、魔界難入(仏界、入り易く、魔界、入り難し)」

禅僧の一休宗純が語った言葉を題として引用した本公演は、さまざまな前衛的表現者たちが集合し、名状し難い異空間（＝魔界）を観客と共にフロアに出現させる祝祭、もしくは新しい暴動の一形態である。

東京を拠点に活動する「どこにでもいきたい」が「どこにもいられない」2名の芸術家・Naohiro YoshidaとDaichi Wagoがオーガナイズを務める。

DJは、インダストリアルでダークなテクノミュージックによりリスナーの激情を喚起するMasaya Takano、近未来的なサウンドを用いて独特の浮遊感をフロアにもたらすセットが特徴的なyukiwo、深海を思わせる神秘的でダンサブルなセットをプレイするXephon、禅から影響を受けた瞑想的なアンビエントミュージックを展開するNiNなど、個性的な実力派の面々が集結している。
また、追加アクトとして、アフリカ産のハウスミュージック““Gqom“”を独自の感覚で昇華させた呪術的なサウンドを操るKAITO、自らの思想世界を強く反映したサイケトランスにより、空間に「祈り」を顕現させるDJ、ЯYUYRの出演が決定。

ライブアクトは、実験集会「hertz」を主催し、フィールドレコーディングを用いたジャンルレスで独創的な電子音楽を追求するvvekapipo、ノイジーで攻撃的な轟音・中毒性に満ちた幻影的なサウンドの上で嫌悪と頽廃をモチーフにした詩世界を展開するRinsaga、アングラ演劇をルーツに持ち、各地を放浪しながら躁鬱的なスポークンワードを展開する吟遊詩人・Daichi Wagoが出演する。

水墨画と現代美術を組み合わせた野生的な画風を持つNaohiro Yoshidaが、場内の空間展示を手掛け、ライブペイントを行う。

「魔界難入」は本公演がVol.1。12月21日(土)には東京での終夜開催も決定している。